株サヤ取りの教科書

 

A株-B株の縮小狙いのサヤ取りが26-26になったので、そろそろ打ち止めにして利食いの準備工作に入った。

 

B株を寄付と大引で毎日売っておく。

A株が、ストンと下げた時が利食いのチャンスなのだが、当然ながらB株も下げる。

その時に売りの懐玉があると有利な条件で利食いできるのだ。

 

A株もB株も、どうやら一旦天井打ちで下げそうになってきた。

陽線新値5本で上げた後、

陰線新値3本で5%逆行の下げ、その後

短陽線2本の戻りで

本日、長めの陰線。

これから数日かけて陰線新値5本をつけそうである。

 

A株は大型株で手が決まっているから、予測がしやすい。

そして、外れても大したことにはならない。

 

俺のサヤ取りは同時出会いもやるが、ずらして仕掛けることも多い。

ずらしてサヤ取り、やってる人いるかな? と思って

『サヤ取り ずらして仕掛け』 とネットで検索してみたが、やっぱ出てこないな。

 

“おもしろいほど株で勝てる「最強サヤ取り」”という本がアマゾンにあったので、

「これはっ?」と思って評価を見ると全員1の低評価で、「こんな本出版しちゃダメ」とコメントがある(笑)

 

昔、同友館で栗山浩さんが株サヤ取りの本を出していたが、林輝太郎先生の本からの引用が多く、あまり参考にならなかったな。

 

やっぱ教科書としては林輝太郎先生の「ツナギ売買の実践」が一番いい。

株サヤ取りの記述は短いけどわかりやすい。

 

もう一つ、かなり短いが林輝太郎先生の「株式上達セミナー」にサヤ取りの練習方法が載っている。p168

 

サヤ取りの建玉から出発する方法の後に

 

「あるサヤ取り専業の人が トヨタ-小西六 のサヤ取りを行なった。

小西六が下げた時に小西六を買い増しし、トヨタが騰げた時にトヨタを売り増しし、

次第に玉が増えて行き、 トヨタ 15000-18000 小西六 になって、4ヵ月後に

同時に手仕舞いして相当な利益になった」

 

これが、ずらして仕掛けるサヤ取りの唯一の記述である。

分割して建玉を交互に積み重ねていき、利益になったら一括手仕舞いするというやり方のようだが、詳細は不明である。

 

結局、株サヤ取りにお手本はなく、自分の選んだ銘柄に適合した、自分独自のシステマチックなアプローチを一つずつ積み重ねるべきなのだねぇ。

 

ちなみに、俺は1991年に林輝太郎先生の「株式上達セミナー」のサヤ取りの練習をやってみたが、結果は散々だった。

当時、手数料は売買代金の1.25%。

40万円の株で往復1万円、サヤ取りは2銘柄だから往復2万円になる。

絶対、損する練習売買で2回やって断念した。

 

当時の高額手数料で、株のサヤ取りで儲けるのは不可能に近かったのだ。

 

そうしてみると、現在の相場環境は天国・別世界で、

例えば、俺が使っているライブスター証券は信用手数料ゼロである。

これで利益を出せなければライブスター証券に申し訳ないし、相場を止めた方がいいかもしれん(笑)

 

「人の世の金ならば、自分も知恵と根気で積めぬこともあるまい。

短気を起こさず、もうひと奮発してみよう。 (玉出将軍 靫仲次郎)」 (相場金言集p42)

 

 

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