林輝太郎先生の「ツナギ売買の実践」のp252に近江さんのコストダウンのやり方が紹介されている。
コストダウン専門家のやり方は実に貴重だと思う。俺なりに分析してみた。
「自分の力しか物は見えない」というから、下記が俺の力である(笑)
○ 銘柄選択
ボックスの値動きをしていて上がらない銘柄を3つ候補に選ぶ。上がってしまうと、買戻しができないから。。
3銘柄の候補を実験売買して、自分の手に合うかどうか、板の厚さ、値動き、などの感触を確かめた後、1銘柄に絞る。
○ 現物株数
1~2万株と意外と少ない。
現物の受け皿を大きくして、沢山取ろうと欲張らないところが渋い。
○ コストダウンの値幅
「5%のコストダウンが出来れば大成功だ」 と言っているから、通常は一回あたり3%程度のコストダウンだと思われる。
○ コストダウンの期間とやり方
「1年ちょっとでコストをゼロにする」 ということは、リズム取りの短期売買を繰返して利益を上げているはず。
でないと、5%のコストダウンを1年間に20回も実行できないから。。
毎回、ほぼ全株数をつなぎ、さらにオーバーヘッジをしてコストダウンの効率を上げている。
そうすることによって、1年ちょっとで、コストゼロを実現している。
選んだ銘柄をずっと売買するのではなく、値動きがコストダウンに合わなくなったら、売却して、次の銘柄を探す。
* 現在、自分は3銘柄から1銘柄に絞ってコストダウンに取り組んでいる。
現物株は、13700株に対し、ツナギも13700株で勝負しているところ。
ツナギ売りの利が乗っているから、下げなければ、躊躇なく品渡しして買い直すつもり。
現物に執着せず、500万円の車を買い替えるつもりで、品渡し⇒買い直し
すればいい。
そうすると、負けは絶対ないから、片張りとは比較にならないくらい気楽なのである。