新たな危機

今日は昨日の下げが霞んでしまう強烈な暴落となってしまいました。陰湿な下げどころか800円超の爆発安。こんな大きな下げは近年記憶になかったので、調べてみるとITバブル以来とか。

昨晩2時ごろNYダウを見たときは300ドル安。
ところが朝起きてみれば、ほぼ変わらずまで切り返している。
「これはNYの下げ止まりを好感して、上げるだろう。よし、225先物を買おう」と思ったほどだった。(でも寄付きが高かったのでやめました)

おかしいなぁ、引け味は良かったのに。そう思ってネットの記事をいろいろ読むと結構、怖いことが書かれている。

・東京株式市場はパニックに襲われた
・東京株式市場は流動性が豊富で、海外勢の換金売りの受け皿になった
・米系ファンドがNYで資金調達できるようにならないと下げ止まらない
信用取引追い証発生にとどまらず、
FXやミニ日経平均先物取引などの担保切れに伴う処分売りも加わっている

普段の追証による投げより、数段スケールの大きい総投げ相場だったわけで、
大きな下げも仕方なしということでしょうか。信用の買残だけでも4兆円以上あるもんなぁ。

しかし、今日みたいに株を叩き売って、キャリー取引解消のためとはいえ、値に構わず円を買い戻したら、多くのファンドは壊滅的打撃を被っているのではないでしょうか。
出資者もただではすみません。
サブプライム問題は新たな危機を生み出してしまいました。