『休むこと』

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今年は春3月に目を悪くして、本は読めず、パソコンも見えず、相場も張れず。
で、3月から10月まで半年休んだ。

現在、視力も回復し、低位株の買いを行っているが、
今年、何が辛かったかというと、『休むこと』 だった。

半年も休んだのは初めてで、過去はせいぜい2ヶ月ぐらいだったと記憶している。
しかも、今回は完全○である。過去においては休んだといっても何かしら玉を持っていた。

休んでいても、相場が自分の思いと逆行すれば、玉を持っている時と同様、いやそれ以上に苦しいことも分ったのである。
休まずに相場を張り続けていたほうが、はるかに楽であるように感じた。

とにかく、自分を相場から遮断しないと休みを中断してしまう危険があるので、相場から逃避して、ネット、新聞、テレビは見ないようにしないとダメである。
すると、世捨て人もしくは、仙人になったような生活を余儀なくされる。
たまに、そうした苦労を知らない奴が、
「株が騰がっているから、儲かっているでしょう」
などと言ってくる。馬鹿め!

「ままよ、三升樽 小脇に抱え、破れかぶれの ほっかむり」
などとつぶやきながら、酒を飲んだりして日々をやり過ごすのである。
今年の夏は辛い季節だった。

とは言っても、相場から足を洗ったわけではなく、秋には低位株の買いで、相場に復帰しようと思っているわけだから、月足グラフの整備をしないわけにはいかない。

で、5月ごろから400円以下の銘柄はすべて描くことにした。
といってもリーマン暴落までは月足グラフの更新を行っていたから、2008年11月から描けばよかったのだ。
視力が落ちてしまってグラフの目がよく見えず、最初のころは、ずいぶん苦労して描いた。
ただ、慣れれば感が視力を補ってくれるので、意外ときれいに描けるものである。

それでも、7月までにすべて描き終わり、後は買い銘柄の選定をするわけだが、それは昔取った杵柄。実にあっさり、決まった。

秋までじっとしてろよ。
と念じていたものの、9月に急騰。買い銘柄に選定した中から暴騰するものも出てしまい、11月まで待てずに10月頭から、買い出動することにした。

まぁ、そこから ある程度 押してくれたので、平均値は有利になったし、ある程度まとまった枚数を買うことができた。
意外なことに10月、11月が高かったから、結果的に早い出動が正解だったようだ。

今年は、休めば休んだで、休まなければ判らない苦労があることを知った。
少々遅いか?


写真は11/23に吊るした干し柿。(毎朝10時のお茶受けに食べる予定)


  相場戦略研究所 http://www.geocities.co.jp/WallStreet/1289/