運というもの

「弓矢の儀、取り様の事、四十歳より内は勝つように、四十歳より後は負けざるように」(武田信玄
英雄、信玄も歳を取って己の力の衰えを実感したのか、こんな文章を残しています。

私も最近、歳を取ると運がつく ということが少なくなってくるような気がしています。
(技術や気力、体力以外のものを運と呼びます)

今年は特にそうした思いを強くしました。
全般的に下げ相場ですから、低位株の現物買いが苦しくなるのは当然ですが、ツナギに売ったものは逆行高。お笑いです。
やることなすこと、すべてうまくいかない。こういうのを「曲がりの病気」というのでしょう。

おかしいなぁー。こんなはずでは・・・・
何年か前の下げ相場では、こうしたツナギ売りがうまくいったのです。
たぶん、そのころは気力、体力が充実していたので、運も味方して実力以上に勝てたのだ と思います。
運を除外した自分の実力とは、こんなものだったのです。

残された道は 負けざるように、運を超越した相場の張りかたをする。
それが救いかもしれません。