相場を楽しむ


本来、お金を儲けるための相場を、苦しむため、損するためにしている人のほうが多い。(鏑木繁)
これは冷酷な真実で、普通の人が相場を張れば損するようにできている。

なんとか相場的に自分を洗脳できた、普通(まとも)ではない、ほんの一握りの人だけが利益を上げられるようになる。それすら一時的なもので永続的なものではない。

10億円とったP投資法の坂田さんを真似して、苦労して月足グラフを2千枚描いても、儲かる保証はまったくないのが冷酷な株の世界である。

それどころか、無駄な苦労をして時間を浪費し、30~40代の相場適齢期を過ぎてから出動して大損するケースすらある。女でいえば“行かず後家“かな。

たくさんのグラフを描いた挙句、銘柄固定になった人もいる。ずいぶん遠回りをしたもんですね。
ものには限度というものがあって、過ぎたるは及ばす。
相場にがむしゃらな努力は不要だし、むしろ害になることが多い。
えらそうな事を言ってる人も実態は素人張り、なんてこともある。

じゃあ、どうすりゃあいいんだ。 答えはない。これは運に左右される人生と同じである。

とすると、相場を張り続けていられる幸運な人は相場を楽しむ方向に進むのが救いではなかろうか。
金はあの世には持っていけないし、金が極端に減らなければ食うには困らないからね。






  相場戦略研究所 http://www.geocities.co.jp/WallStreet/1289/