「売り」と「利殖」


2月20日の9時半、「林輝太郎相場選集」の第一回配本分が届いた。
第1巻:相場金言集、第2巻:ツナギ売買の実践、第3巻:商品相場必勝ノート
林輝太郎先生書き下ろしの小冊子「売り」と「利殖」も入っていた。
「売り」と「利殖」は剣術の免許皆伝書のような小冊子かもしれないと期待していたが、
それほどのものではなかった。まぁ、あたりまえか。

内容は「売りのやり方」と「利殖としての売買」そして「売買の上達法」が大切で
それを投資家に伝えるために本を書いてきたというものだった。

まったく、ありがたいことである。
現在の自分があるのは林輝太郎先生の本があったからであり、いくら感謝しても、感謝しきれない。当時、借金地獄のなかで菩薩さまに出会ったように思ったものだ。

上製本の出来具合もよく、紙質が向上したためか本が薄くなったように感じる。
ノギスで測ってみたら相場金言集は新旧とも厚さ15ミリで同じだった。
上製本の表紙は2ミリ厚だから中身は4ミリも薄くなっている計算だ。
期待していたとおり、文鎮で押えなくても机の上に開いた状態で置ける。
そして、林輝太郎先生が加筆しているのが、うれしい。
(たとえば相場金言集にヘッジファンドに関する記述が1行追加)

難点は誤植が多いことだ。
たとえば、ツナギ売買の実践のp14
誤        正
日立を一株⇒ 日立を一万株
現場を渡せば⇒現物を渡せば
利益を払わせたうえ⇒利息を払わせたうえ

1ページに三箇所の誤植がある。同友館はきちんと校正をしたのだろうか?注意不足である。

第1巻:相場金言集、第2巻:ツナギ売買の実践、第3巻:商品相場必勝ノートをすべて読み直し、古い本に張っていた付箋を張り直した。

そして、もう一度「売りの大切さ」、「利殖としての売買」そして「売買の上達法」を勉強し直すのだ。