相場専業になった人の試行錯誤


googleで林輝太郎先生を検索すると、色々な人のサイトやブログがでてくる。

共通するのは
・林輝太郎先生の本に触発されて売買をやり直したこと。
・皆、一様に林輝太郎先生と著作に感謝している。
・それほど多くはないものの林輝太郎先生の本を読んで相場専業になった人が存在する。

具体的な手法までは書いていないので確かなことは解らないが、
そうした人達は、『買い』でプロになったのではなく、カラ売り、サヤ取り、ツナギ売買など利殖的売買を自分の専門にして、それを自分の収入源にしているらしい。

ただ、私も含めて林輝太郎先生の教えを忠実に守っているわけではなく、林輝太郎先生に言ったら叱られるようなやり方で、自分なりの売買を実行している人が多い。

相場専業になった人の試行錯誤の典型的な例は

1.プロになろうと決心する。
最初は先生の本の教えに従って売買する。(人によっては人形町の林輝太郎投資研究所を訪問し先生のアドバイスを受ける)

2.強い決意を持って、自分が志したやり方(例えば小豆の両外しサヤ取り、ローリングのような利殖的売買)を何年か続ける。

3.しかし、あまり儲からない。年間通算で損になることもある。
「こんなことでは売買で食っていけない」という強烈な迷いが出る。
自分が志したやり方を中断する。

4.試行錯誤を繰り返しているうちに、ひょんなことから「こうすれば取れる」という方法を発見する。
その方法を手放さずに、自分の売買に練り上げる。
自分なりに編み出した方法で、なんとか売買で食っていけるようになる。
期間としてはプロになろうと決心してから5年から7年ぐらいの年月を要している。

という感じである。試行錯誤中に大損して挫折してしまうことも多いから、自立できた人はとても幸運だったと思う。

こういうことをインターネット上で書いている世代は昭和25~35年生まれの人達ではないか。
猫次郎さん、バカラさんといった相場戦略研究所の掲示板で知り合ったプロたちはみな林輝太郎先生の読者で昭和30年前後生まれの人達が多かった。
ただ、インターネット世代より上の年代の人たち(戦前生まれ)の動向は不明である。
また、若い人たちで林輝太郎先生の本で試行錯誤を繰り返しているケースは少ないように感じる。


  相場戦略研究所 http://kaz1910032-hp.hp.infoseek.co.jp/