個人投資家の滅亡

ネット証券のサービスで会社四季報の最新データをパソコンで見ることができます。
毎月、月足更新時に四季報で業績を確認していたのですが、最近は四季報を買わずにパソコンの画面で確認することが多くなりました。証券コードを入力するだけで、ページをめくる手間がなくて便利です。
どうせ、解説をチラッと見て、業績予想の一株利益と自己資本比率、株主資産ぐらいを確認するだけですから。

今回、12月の四季報の証券株の解説が少々気になりました。中小証券の解説は総じて厳しく、今期(07年3月期)は、「個人投資家の投資意欲減退で株式委託手数料が激減」で大減益確定。
これはいいとして、問題は来期(08年3月期)の見込みです。
株委託は若干増想定。
株委託は若干増加見込む。
株手数料収入は回復見込めず。
株委託も若干増。
どの証券会社も株手数料収入の回復について、そうとう悲観的な見方をしています。(四季報はアンケートの回答に基いて作成されます)
証券会社といえば万年強気のはず。今回の下げの後遺症は相当きついと見ているのでしょう。
ひよっとすると、自分たちがお客を皆殺しにしたから、そう思うのかも。
ともあれ、証券各社は、個人投資家は滅亡したとみているようです。