一般教書演説

ブッシュ大統領は本日午前11時、一般教書演説を行ないました。
その中で、ブッシュ大統領はガソリン消費量を10年以内に20%削減し、2017年をめどにエタノールなど再生可能燃料を350億ガロン生産する方針を示しました。この演説が原因で本日の穀物相場は大混乱に陥りました。

16日頃、ブッシュ大統領の一般教書演説の内容が政府筋からリークされ、それによれば一般教書の内容はエタノール燃料を600億ガロン生産し、それを実現するには、米国の農地の3分の2でエタノール用のコーンの作付けが必要ということでした。

そのため、東京穀物取引所のコーンおよび競合品である大豆が暴騰し、昨日はストップ高。本日も午前中は非常に強く、一般大豆先限の寄付きは900円高という物凄さ。

それが、本日のブッシュ大統領の一般教書演説は期待したほど過激な内容ではなかったため、後場寄付きに失望売りが殺到。、一般大豆先限は一転して前日比750円安。朝の寄り付きから実に1660円安という暴落を演じたのです。
まさに、知ったら終い。材料出尽し。16日のリークはガセネタだったのです(笑)

なぜこんなことを書くかといえば、昨日寄成りで一般大豆先限の買い注文を出し、ストップ高で出来ず。サヤ取りの売玉だけが建ってしまい、さてどうしたものか。
昨日の勢いからみると、寄付きは相当高そう。で、寄付きの買いを見送り。
結局、大引け後場第2節で前日比290円安のところで買って、サヤ取りの玉が整いました。