建玉枚数を抑える技術


相場がうまくいかないのは枚数が多すぎるためである。
大儲けしようとして枚数を増やすと、かえって損をしてしまう。
建玉枚数を抑えることも技術である。

立花さん、立川さんの建玉枚数は30~40枚であった。
資金が増えても資金を引き出して、建玉枚数を増やさないやり方で数億の資産をつくった。

自らの過去を振り返ってみても、小枚数で試してうまくいき、
その方法で本格的に利益を出そうとして、枚数を大きくしては損をするというパターンを繰り返してきた。
小豆の限月間サヤ取り、NG大豆-大豆のサヤ取り、アラビカコーヒーの限月間サヤ取り、大豆やアラビカコーヒーのサヤすべり取り、225先物の売り、225先物オプションの両建て、株の異銘柄サヤ取り、FAI 方式、株の空売り・・・

自分に適した最大枚数を定めて相場を張るのが大切で、
例えば、サヤ取りの場合、ナンピンは片張りより安全で有効だが、サヤが想定以上に逆行して、最大枚数(例えば50枚)を超えそうになったら、そこで踏み止まるべきなのである。

また、順調に儲かっている時には、枚数は膨らまないものである。

大きな建玉で大儲けする人もいるが、それは超能力を持った人のことだと考えたほうが良い。自分の器量、分限相応の枚数を守ったほうが、相場世界で長続きする。(満玉は論外)

「これはいける!」と勇躍し、枚数を増やそうと思ったときは要注意。
それは一種の妄想、錯覚だからだ。



  相場戦略研究所 http://www.geocities.co.jp/WallStreet/1289/