売りのテクニック


5月22日の5時、「林輝太郎相場選集」の第4回配本分が届いた。
  第8巻:売りのテクニック
  第9巻:相場師スクーリング
2009年6月刊行予定だった
  第10巻:株式成功の基礎 も入っていたので、今月で完結である。
これで林投資研究所に予約注文した人の手許にも、ようやく届くことになる。
「林輝太郎相場選集」の本は全て持っているので、迷ったが買ってよかった。
新しい装丁で読み直してみると、どの本も繰り返し読んでいたのに
意外と見落としていた箇所があるのだ。
いずれも表紙は2ミリ厚なのに旧版と同じ厚さに仕上がっている。

早速、第8巻:売りのテクニックを読んだが、内容が素晴らしい。
旧版は99年の10月に買った。
研究部会報99年9月号に新刊記念特価1500円の案内があったので
即座に注文した。定価は2100円だったから、うれしかった。
会員に安く売ってくれた林輝太郎先生に感謝したのを覚えている。

ただ、この本は自分にとって印象が薄かった。
恐らく、研究部会報で「売りのテクニック」として連載していた原稿をまとめた本であったので、内容は既に繰り返し読んでいたからだと思われる。
また、他の本と重複している部分が多く、『金の卵を探して三十年』の内容紹介とか冗長に感じる部分もあって好きな本ではなかった。
だから、この本は壊れて(割れて)いない。

しかし今回、注意深く読んでみると「売り」についてのエッセンスがぎっちり詰まった相場の秘伝書のように感じたのだ。
「自分の力だけしか物は見えない」というから、ひょっとしたら、自分の力が上がったのかもしれない?



  相場戦略研究所 http://kaz1910032-hp.hp.infoseek.co.jp/