アノマリーどおりの年

 
昨年11月末を底にして、今年の5月連休前の4月末が天井(単純平均)
という動きは、林輝太郎先生の本に書かれているアノマリーどおりの展開で、これほど綺麗に決まった年は近年珍しい気がする。

さらに、ここから下げ続け、今年の年末年始が安値になれば、アノマリー万歳!である。

本日、ロイターを見ていたら、『天井打ちが確定的』という記事があって驚いた。
日興コーディアル証券 国際市場分析部のチーフテクニカルアナリスト吉野豊さんの見解。
「09年10月高値から11月安値までの下げ幅1281円と同値幅以上 下げたことで、4月高値での天井打ちが確定的となった。

これほど下げが拡大してしまうと、短期のリバウンドはあっても高値更新は難しくなる。
過去の例をみても大底から1年間上昇すれば、その後半年から1年は調整しやすい。日柄的には秋までかかるだろう。

6―7月にかけて二番天井を形成し、
その後 10―11月に底値を探る公算が大きい。

6―7月の下値は 2009年8月高値から11月安値までの下げ幅1558円を
今年4月高値から同値幅下げた計算値 9781円。

同水準まで調整すれば、1000円値幅のリバウンドがあり、二番天井形成。
秋に向けて再度下落。最大で8600円程度まで下げる。」

という やや控えめな下げ予想ではあるが、証券会社の人が弱気の見通しを言うのは珍しい。日本の証券界も進歩した?


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