米国デイトレーダー

 
パン・ローリングのサイトで新刊『トレードの教典メンタル強化 チャート読解 損失管理』の まえがき が掲載されていたので読みました。
(ジュッシュ・リュークマンによる“The Market Maker's Edge”の邦訳)

興味深かったのは、

・米国デイトレーダーの大半が取引を始めて6カ月以内に破綻する。

・日常的に取引する米国デイトレーダーは、ネット取引の30%を占める。
(1日の約定件数は100万件超)

・ネット取引をする米国人の数は膨大であり、初心者の破綻率は高い。

・売買手数料が安いネット証券会社の出現で、大衆が手軽にデイトレーダーになれる。
だから、21世紀の最初の数年間でかつてないほどの米国人がデイトレードでお金を失うことになる。

・米国投資家は投資から得られる金額について非現実な高い期待を持っている。

ということでした。

こういうことは日米とも同じ。たぶん世界共通現象でしょうね。

相場世界で『金を取る側に回る』ことは、つくづく難しいことだと思います。

『米国では総合的で分かりやすく効果的なデイトレードのガイドが必要になっている。そのために本書が書かれた』そうです。

が、相場で生き残っていくためには、こうしたガイドブック的知識よりも
林輝太郎先生が主張するように
「資金を限定して練習売買を数年間行う」ことが最重要で、
それによって相場技術を身につけることが必要なのです。

練習売買で自分なりの儲け方、生き残り方を見つけていくと言ってもいいかもしれません。
それは、デイトレードでも同じ じゃないかな。



  相場戦略研究所 http://www.geocities.co.jp/WallStreet/1289/