37センチのキロメジナ

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9月30日、この日しかないという感じで東伊豆に釣りに行った。
のろい台風21号が沖縄から台湾を直撃。
遠いようでも西湘、伊豆方面の177天気予報は連日「波の高さは2.5メートル、うねりを伴うでしょう」であった。
海が荒れると付け餌が安定しないから魚は釣れない。

ようやく台風21号が中国へ抜け、チャンス到来。
伊豆の177天気予報は
「波の高さは2.5メートルのち1.5メートル、うねりを伴うでしょう」だったが西湘の177天気予報は
「波の高さは2メートルのち1.5メートルでしょう」と、うねり という文言が消えていた。
FRBのコメントを気にする投資家みたいだが、ゴロタ浜の磯釣りにおいては うねり という文言が最重要なのである。
翌日の10月1日の予報は爆弾低気圧で大荒れ、波は3メートルになるという。
9月30日は、将にピンポイントのチャンス日なのであった。

いつものように小田急線の快速で小田原に行く車内で、70歳ぐらいの老釣師から
「底物ですか?」と声をかけられた。

「いえ、上物です。あなたは?」と聞くと
メジナです」と言う。仲間じゃん。。

その人は小田原城近くの堤防で、ダンゴ釣りで25~30センチのメジナをしとめていると言う。30センチのアイゴも来るらしい。
過去、素通りしていた小田原近辺にも良い釣り場があるんだなー。
これは盲点だった。
「良い釣りを なさってください」と言って小田原駅で別れた。

さて、目的の釣り場に2時ごろ着いて、海を見ると ほぼ狙い通りの穏やかさ。
3時から釣り始め、4時半ごろまで餌取りのベラと格闘しながら釣り続ける。
5時近くになって。中型メジナが、ばたばたと食ってきた。
これがピークかもしれないと思い28センチぐらいのを一匹キープし、後は放流した。

4回当りがあって、うち一回はガツンという強い当りだったが、針がかりせず。
仕掛けを見ると、なんと針が伸ばされていた。
大型の黒鯛もしくは石ダイだったかもしれない。残念!

その後、当りは遠のき 6時過ぎ まで音なし。
あたりが闇に包まれ、電気ウキに換えて釣り続ける。
おりしもスーパー・ムーンで、赤い巨大な月が水平線に現れた。

今日はここまでか。と思った時、電気ウキが水面下5センチに沈み 止まった。
大型特有の当りである。
軽く聞き合わせしてみると、ググーンという当たり。大きい!
バシッと追い合わせをすると、魚は一気に走り出した。
竿でためて磯の最前列まで出て寄せにかかる。浮いてきた魚の腹は青白い。
メジナだ!大きい。
浮かせた後、リールのストッパーをONにしてタモを出す。
いつもながら、不思議と暗闇でも一発でタモ入れ成功。
60センチのタモ枠だから穂先の下にタモを出せば暗闇でも意外と入るものである。

取り込んでみると37センチ。40センチには満たないが、まぁまぁの型であった。
その後、 もう一匹と思って粘ったが当たりなく、6時45分ごろ納竿した。

帰宅して、計ってみると1kgのキロメジナ。久々の価値ある本命魚だった。
スーパー・ムーンの影響で、潮位が210センチと高かったのも良かったのかもしれない。
翌日、刺身にして食べたが、キロメジナは油がのっていて美味であった。
これだから、釣りは止められないのである。




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