株式併合は無能経営者の証し


株式併合をする会社が増えている。
10月は
1826 佐田建設
5401 新日鐵住金
5998 アドバネクス
6445 蛇の目ミシン工業
6461 日本ピストンリング
7284 明和産業
7840 フランスベッドホールディングス
7990 グローブライド
8043 スターゼン

我々、低位株投資をする者にとっては、株式併合銘柄は上場廃止と同じだから、発表と同時に投資対象から除外することになる。

100円の株が1000円になれば、値下がりリスクは10倍以上になって、値下がりリスクが小さいという低位株の投資価値が消失するからである。

本来、上場企業の経営者は自らの手腕で企業価値の向上を図り、高株価を実現すべきであるのに、自分が無能で それが到底不可能だから 逃げとして株式併合をする。
企業価値が変わらないのに株式併合で手っ取り早く高株価を実現するというのは、単に経営者の見栄以外の何物でもなく、既存株主を暴落の危険にさらして省みない、卑劣かつ姑息な手段であり、そうした選択をするのは
三流経営者の証しであろう。

したがって、ひとたび市場の動乱が起きれば、そうした無能経営者の会社は無配となって暴落し、300円以下の低位株に回帰することになる。
我々は、そうした銘柄が元の木阿弥になるのをを じっと待てばいいのである。

リーマン ショックにおいて、千円以上の銘柄が300円以下に暴落した例は枚挙に暇がなかったし、フォルクス ワーゲンのような不祥事で暴落するケースもある。
本来、株式市場というのは危険が一杯の恐ろしい所なのだ。




  相場戦略研究所 http://www.geocities.co.jp/WallStreet/1289/