自分の相場能力

林輝太郎先生の本や、前の掲示板での猫次郎さん、バカラさんの優れたやり方に関する書き込みを読みますと「スゴイなぁ、俺にも出来るかもしれないなぁ」と思うことがあります。
試しに猿真似してみるわけですが、絶対の絶でダメです。
資金量、性格、ハラの太さ、頭の良し悪し、人間の器、その人が置かれた状況、すべてが異なるわけで、それらの人はそうしたことが出来るようになるまでに、それなりのプロセスを踏んできています。読んでパッとできるわけがないのです。

さらに、自分の相場能力というのは自分が思っているほどのレベルではなく、大概の人は自分は特別だと自惚れているのです。客観的にみれば、虫けら同然の極めて小さい能力しかもっていない。

相場能力を一気に向上させようとしても無理ですから、優れたやり方を自分のものにするには、ある程度の試行錯誤、自分なりに消化する時間が必要なようです。

また、あまり多くのやり方を目にしますと、どの方法も身につかないという最悪のパターンになってしまいます。
私の場合は林輝太郎先生の本だけに限定して、それ以外のやり方はないものと思っています。先生の本に紹介されているやりかた・技術だけでも相当な数です。

自分が実行できて、ある程度の利益が確保できるやりかた・技術を一つでも身につければ、それを拠所にして相場資金を徐々に大きくしていくことが出来るのです。

だれにでも実行できて、損することがなく儲かることが多い。
そんな数少ないやりかたの一つがFAI方式ではないかと思います。
FAIといっても、だれもが月足グラフを1000枚描く必要はありません。
クラフを1000枚描けば、間違いなくグラフ描きは上手になりますが、それだけのことで相場の腕が月足グラフの枚数に比例して上がるわけではない。

研究部会報の買銘柄のうち価格の安い、自分の好きな銘柄を買って騰がるのを待つというような、安易な方法からスタートすればいいのです。