ブラック・オクトーバー


10月は225が24%という過去最大の下落率。『ブラック・オクトーバー』と呼ぶ人も出てきました。
たしかに10月は強烈な下げでしたね。90年代のバブル崩壊後10年の大下げ相場をたった1ヶ月で実現してしまったのですから、破壊力は強烈です。

相場がよくわからない政治家や評論家が、「225の下落率がNYより大きいのはおかしい。先物取引とカラ売りを禁止すべきだ」などとバカなことをほざいております。いつか見た光景ですね。

しかし、225先物が外人中心に買い進まれ、225採用銘柄も割高に買われていたことをこういう馬鹿者たちは見落としているのです。

カラ売りを規制すれば買戻しが入らず、現在のNYのように大下げ、大上げを繰り返す、一方通行の危険な相場になってしまいます。
225先物と225採用銘柄はNYに追随して乱高下し、ストップ高、ストップ安を繰り返しています。
14日はSQ、12月末決算のファンドの45日期日ですから、今週も乱高下相場が続きそうです。

ただ、100円以下の有配低位株はNYダウや225が700ポイント上下しても1~5円程度しか動かない無風状態が続いています。
相場が落ち着けば意外高があるかもしれません。