どうやら天井打ちか


相場の天底の確認には約一ヶ月を要します。
確認した傾向がその後3ヶ月続くとしても、日柄的には残り2ヶ月しかありません。
30%の値幅があるとして、10%逆行をもって転換と判断すれば、20%の値幅しか残っていません。
その20%の値幅の中で再び天底を探っていくことになります。
そう考えると相場で儲けるのは、とても難しいことです。

7/9の225先物は陰線新値6本目をつけました。
NYダウは7/8に陰線新値7本目をつけています。
3/10の底から約3ヶ月経過した6/12の高値が、どうやら天井だったようです。
罫線の形も下げ確定のように見えます。

いつまで下げるかは、わかりませんが、
NYの波動は1ヶ月半程度が多いですから
少なくとも7月いっぱいは弱いのではないかと思います。

7/10以降は米国企業の決算発表シーズンで、
我が国企業の1Q決算も徐々に発表されます。
さらに解散、総選挙が秒読みに入っています。

そして、需給。
7月後半から欧米投資家は、おバカンス入り。
8月中旬は我が国の機関投資家もお盆休みのため閑散相場。
さらに8月前半は9月末ヘッジファンドの45日前の解約で売りが増え、
9月からは、イスラムラマダン入りで、資金流入が細ります。

例年、こうした季節的要因が相場に影響を与えており、
株は上がりにくくなりますから、新規買いは勇気がいります。

はたして、今年はどうなるでしょうか。



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