株にすべてを賭けた中国共産党政府


産経新聞に上海株式市場に関するコラムがあった。それによれば、

『前回の中国株下落は、07年10月中旬から始まり、その最中の08年9月にリーマン・ショックが発生した。
非常事態とみた中国共産党中央は国有商業銀行の国有企業向け融資を一挙に3倍に増やすよう指令した。

国有企業はこの融資を受けて、株式や不動産投資に邁進している。
国有企業は借りた金を生産ではなく株式や不動産市場につぎ込んだため、株式相場は一挙に上昇気流に乗った。

さらに銀行総資産に占める有価証券投資残高は、19%から約30%に膨らんでおり、国有商業銀行自体も、証券投資ファンドと化している。』
というのである。

80年後半の我が国にもこういう光景がありましたなぁ。
腕力相場も3年くらいは持つかもしれませんが、その後はどうでしょうか。
チャートを見ると上海株式市場は2番天井を打ったように見えます。

災害は忘れた頃にやってくる?



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