『季節周期』と 『単純平均ブルーチャート』

 
<相場の同志へのメール>

おはようございます。
林輝太郎先生のお別れの会に行かれたのですね。私は行きませんでした。
林輝太郎先生に最後にお会いしたのは穀物取引所での講演会でしたが、その講演の最後のメッセージも 「専門を持て!」 でした。

○△株 のコストダウンで得た利益を飛ばしてしまったのは惜しかったですが、通算で足になっていないのですから善しとすべきでしょう。

1月から2月はちょうど相場の転換点でしたし、現物なしの純カラは誰でも心理的な難易度が高くなって成功確率が下がってしまいます。

私が空売り、ツナギ売りをするとき気をつけているのは、林輝太郎先生の教えである、『季節周期』です。不思議と生起確率が高いものです。
年末年始効果で11~1月安くなり、5月連休前後効果で4月~6月高くなる。
その大きな流れと同じ方向に乗ることを心掛けています。

もう一つ相場全体の転換点を探る道具として使っているのは
『単純平均ブルーチャート』です。
これは林輝太郎先生の著書『相場師スクーリング』に出てくる
「ブルーチャート」とハッチの10%ルールにヒントを得て、私が発明?したものです。
単純平均を折線グラフにし、「ブルーチャート」で使う自分の相場観の代わりに、より正確なハッチの10%ルールを使います。

10%逆行で青から赤に色を変えます。赤になったら買い転換です。
下げて10%逆行したら赤から青に色を変えます。青になったら売り転換です。
 『中源線』 のように転換点が色でわかる渋いグラフで、気に入っており事務所の壁に貼っています。
今回は2/8=224円で10%逆行 陽転しました。

中源線のようにダマシがありますが、長い期間でみればグラフの転換サインは正しく、『単純平均ブルーチャート』と逆方向の自分の建玉は間違っていることになります。

転換した後は警戒して建玉を縮小方向にして、増玉をしないようにすれば損失が膨らみません。

現在、サヤ取りの専門銘柄は押目買いを基本に取り組んでいます。
小枚数で買い下がり、戻ったときに売り、有利なサヤ取りの組合せを作っています。

また、5月連休まであと一ヶ月になり、そろそろツナギを考えてもいい時期になりました。
現株を保有している大和証券を試し玉で一枚売っています。
もし、この玉が死ぬようでしたら、もう少し待ってからツナギ始めようと思っています。

ではまた


  相場戦略研究所 http://www.geocities.co.jp/WallStreet/1289/