揉み切りの陽線

 
自分のブログをアップする時、FAI実践セミナー(2001年ごろ)のメモをプログに書いている人が紹介され、その中に林輝太郎先生の月足の見方についての講話があるのを見つけた。

FAI投資法のテキストになく、知らなかったことが含まれており、貴重だと思うので書いておく。
それは 林輝太郎先生が
・兆し陽線を『揉み切りの陽線』であると説明していたこと
・「兆し陽線を見て買う場合は 順張りで買って(試し玉を入れて)もいい」
と仰っていたことである。

これを知っていれば、前回の上げ相場の時、
「もう少し気楽に相場に取り組めただろうな」と思う一方、
「順張りの試し玉が数十銘柄になっただろうなー」とも思う。

『月足における異常の発見』
 月足においての変化、異常の発見とは何か

保合から上げに向かうのは重要で凄い変化である。それを発見することである。

 兆し陽線(揉み切りの陽線*)の発見がほとんどをしめると言っても良い。
陰線下部の十字も含まれる。

兆し陽線を見て買う場合は 順張りで買って(試し玉を入れて)もいい。

*揉み切りの陽線
(もみきりのようせん)とは 揉み(保合)を上に抜く陽線のことである。
底は買い方が投げ切ったあとの保合で、人気離散によって小動きである。
その中で整理が進み、その後上げ相場に移行していく。
ローソク足においては、底練りの保合から揉み切りの陽線などの出現によって、相場が陽転したことを示唆する。

*定本酒田罫線法ではp143に『揉み切りの陽線』が出ている。



  相場戦略研究所 http://www.geocities.co.jp/WallStreet/1289/