セリングクライマックスの総投げか


19日までは値を保っていた低位株だが、1円以上も円安になったわりに
20日の朝はほとんど上がらず、後場寄付から225が窓を開けて大きく下げ、低位株も崩れ始めた。大引にかけては値にかまわず売ってくる人が増えて軒並大幅安になってしまった。
20日は350円以下の低位株の内、3%以上下げた物が137もあった。暴落である。
セリングクライマックスにも見える総投げで、単純平均は279をつけ2月安値282を下回る新安値。
昨年6月の安値275更新をうかがう水準まで下げてきた。

主な低位株は1月高値の後、2月、3月と陰線2本。定石的には買いである。
ただ、低位株、材料株が総投げになって多くの投資家が傷んでいるから、相場の立ち直りには少々時間がかかりそうである。底打ちは11月近辺か。

昨年は9月にオリンピック相場で建設株が暴騰し同時に材料株も上げた。
5月に大相場があったにしては例年よりも早い上げ始めであり、整理不十分だったこともあって、3月が下げという巡り合わせになったのもしれない。

自分はというと、SQの3月14日の下げで追証になった。
この日は短期筋のSQ売り崩しに向うつもりで朝から全力買い。
気が付くと大引までに100枚近く買っていた。結局SQが終っても225の大きな窓は少しも埋まらずそのままだった。下げはSQの影響だけではなく、内部要因による本物の下げだったのだ。
結果、買い過ぎと信用建玉の評価損が膨らんだことによる証拠金不足で追証発生。

これは僕と同じように追証になった人が多いんじゃないかなと思った。
2市場 信用評価損率は13%に達しているし、調整が長引くのは必至。
で、週明け17日から処分売りを始めた。19日までの3日間で3月14日に買った玉を買い値近辺で処分して身軽になっておいた。65枚処分して8,394円の益だった。

 「何で林輝太郎先生が“絶対禁止“という信用の買いをやってるんだ?」
と思う人もいるかと思うが、会社に自分の資金を法定金利5%で貸し付けて相場をしているから、信用の2.3%の方が資金コストが安いのである。
で、ギリギリの証拠金で三倍の資金を借りて相場を張っている。証拠金が足りなくなったら、その都度資金を追加している。

いつもは、大引の引け成りで買うのだが、3日がかりで整理した後だったので、20日は買うのを躊躇した。まぁ、しかたがないかな。
連休明け、NYダウを睨みながら、安くなったものを少しずつ買うつもりである。



  相場戦略研究所 http://www.geocities.co.jp/WallStreet/1289/