相場の蟻地獄 (相場の同志へのメール)


相場はどうも底練りになっているみたいで上にも下にも行きにくい。
225銘柄は特にそうです。ここは様子見かもしれないと思ってますが、今は少々サヤ取りを仕掛けています。

取ろうとすると取られることが多いのが相場で、歳をとって相場感覚が鈍り、目先の相場を取ろうとしてやられるパターンが多くなってきました。
なまじっか、昔は目先を取れた経験があるものですから質が悪い。

僕がもう一段の飛躍が出来ず、足踏みが続いているのはなぜだろうか。

思うに、インターネット革命で投資環境が激変。
手数料は、ほとんど只になり、自宅は証券会社のディーリングルームと同じになりました。
これは自分にとっては諸刃の刃で、手数料が下がって相場師として独立できましたが、反面、林輝太郎先生が指摘していたように、目先を狙って売買頻度が多くなって失敗しやすくなっているようです。

振り返ってみると、売買が絶好調だったのはネット証券利用初期の99~2004年ぐらいまで。
ザラ場なんか見ずに従来の電話注文の方法論でネット証券を利用していた時でした。

近年、株価ボードでリアルタイムの値動きが見えるようになってからは、さらに悪化したようで、自分ではコントロールしているつもりなのに、気がつけば朝の寄付、前場の引成り、後場の寄付、大引の引成りと日に4回も注文を出す始末。

2回取っても、2回取られて相打ちの兵法。これではいけないと思っても、相場の蟻地獄にひっかかって、次第に売買頻度が多くなっていく。
どうすれば、いいんじゃー!自問自答する日々です(笑)

救いは昨年の休みの経験です。春から夏休んで秋から低位株で相場に入る。
年明け、様子がおかしくなったら利益のうちに逃げる。
そうすると、安心立命が得られるようです。
今年は○を作るのに失敗したので、完全な休みに入っていませんが、
目先を取ろうとするのを止め、小枚数にとどめ、相場の蟻地獄に落ちないように気をつけて進んでいます。

ではまた




  相場戦略研究所 http://www.geocities.co.jp/WallStreet/1289/