東洋経済 昭和60年版 会社総覧

イメージ 1


毎月、月足グラフの更新が終わると、やることがなくなる。
12年前、会社を辞めてから、ずーっと、困っていることである。
暇にまかせて、二部の変な銘柄を描いたりすると、変動感覚が乱れるし、かといとってP投資法の坂田さんみたいに、すべてのグラフを描き直すことは、自分の性格からして絶対できない。

で、思いついたのが1984年の第一次FAI の選定銘柄の底型グラフを全部描くということである。全部で175銘柄ぐらい。

幸い 『東洋経済 昭和60年版 会社総覧』 を所有しているので、第一次FAI の銘柄選定を行った時の、昭和57~59年(1982~84)までの、全銘柄の3年間の月間高低がわかるのである。この間に多くの銘柄が底練りの動きをしている。

だから、第一次FAI 選定銘柄の底練りの3年間の手描きの月足グラフが手に入り、その時のFAI クラブ員の感覚を時空を超えて共有できるである。

東洋経済 昭和60年版 会社総覧』はリーマン時代、会社の帰りに立ち寄った本屋で、株を本格的にやるには 上場以来の値動きがわかる、こういう資料も必要だろう と思った。
で、6000円と高価であったが衝動買いしたものである。
結果、当時は ほとんど使わずに後悔したのだが、今となっては金に換えられない価値がある資料となった。オークションでも古い会社総覧の出物はほとんどない。

さらに、林投資研究所から買った底型集「2000年改訂版 底型88例」を持っているから、これに収録されている銘柄は7年分の月足が描ける。

林輝太郎先生が編纂した底型集 底型88例 は主に第一次FAI の選定銘柄の175のうちの88を選別したものである。
ただ、眺めただけでは、どういう必然があってこの銘柄を買ったのかよくわからない。
しかし、コクヨホ11-Nグラフ用紙に手描きして当時のFAI 通信を読めば、それが腑に落ちるのである。

そうすると、買い選定銘柄がどういう値動きの時、どうして選定されたかが、なんとなく判ってくる。言い換えれば、どういう値動きの時、いつ買えばいいのかが判るのである。

実は前回の上げ相場の時も 「やろうかな」 とは思ったが、売買が好調だったし、面倒くさいのでやらなかったのだ。
9月1日から現在までに50銘柄作成。残り125銘柄である。
当分、退屈しなくて済む。


*写真は机の上に設置している補助灯をスポットランプに改造するために、取り付けたメガホン状の傘。光量は相当 向上した。





  相場戦略研究所 http://www.geocities.co.jp/WallStreet/1289/