生き残り

私は相場がうまいほうではありません。むしろ、ヘタクソといったほうがいい。
そんな私が生き残ってこれたのは、なぜだろう?とたまに思います。
90年のバブル崩壊で大損して資金をなくしたため、
銀行のカードローンで多額の借金をし、その金を証拠金にして信用取引で相場を張ったこともあります。
自分で言うのもなんですが、よく命が持ったものだと思います。

幸運だったのは、林輝太郎先生の商品相場の技術という本にに出会い、「相場は練習が大切」と知り、
ティアック等の銘柄固定で相場の基礎練習を2年間した後、
小豆サヤ取りを4年間やったことでした。

その結果、両建てする習慣が染み付いてしまい、基本的に片張りができない体質になってしまいました。
さらに、片張りで無茶をやらなくなっただけではなく、投資法、銘柄を絞れるようになったことでしょうか。
思い当たるのはそれくらいです。
月足グラフ書きなど、一応人並みにやりましたが、たぶん猫次郎さんやバカラさんの足元にも及ばない。
あまり、心掛けも良くありませんでした。

そうしてみると、気が弱く、博才もない私にサヤ取り的売買法がぴったり適合し、
リスクを限定して売買してきたことが、生き残ってこれた最大の要因だったのではないかと思います。