ストップ・ロス・オーダー その2

では、ジリ貧を避け、市場に踏み止まるにはどうすればよいか。
ストップを置いた上で
・時期を待つこと
・やり方、銘柄を絞ること
・自分なりの得意技を身につけること
月並みですが、こんなところでしょう。

林輝太郎先生は損切りの基準を、
%で決める(株では5%注意、10%損切り、商品では5%損切り)か、値幅で決めるかだが、
理想は変動感覚を身につけて、「失敗だったという自分の判断で切る」のがよいと仰っています。

しかし、私の経験上、己の変動感覚には波がある。
体調やそのときの環境で身につけたはずの変動感覚は狂うのです。
狂うくらいならまだマシで、場合によっては喪失してしまうことすらある。
得てして、そんなときに暴落に逢うものです。

「1989年までの株式の大相場で大儲けした投資家が、その後のわずか数ヶ月の下げで、
今までの利益も、元金までも失い、人生さえ狂ってしまったのは、
危機管理の欠如によるものなのだ。」 林輝太郎著「商品相場必勝ノート」P.315

株で生き残るためには、最悪の場合を想定して、ストップを置いておくのが必須のように思います。