IT革命

IT革命。使い古された言葉です。でも、私にとって、インターネットによる技術革新は人生を変えるインパクトがありました。
私のインターネットに対する思想は野口悠記雄さんの「ホームページにオフィスを作る」という本に影響を受けました。
野口悠記雄さんは本の中でこう言っています。

「ITは産業革命にも匹敵する革命を引き起こすと考え、そうした内容を様々な機会に書いている。しかし、自分自身で実際にインターネットを活用していない限り、革命を実感することはできない。私はIT革命に関する限り、“傍観者”の立場にはいたくないのである。」
「IT革命が“革命”であるからには、社会構造が根本から揺らぐ大変革が生じるはずだ。これまでの延長線上ですべての人が幸福になれると思ったら、大間違いである。」

私もIT革命の恩恵に浴することを目指して、自分なりにインターネットを活用してきたつもりです。
IT革命が私に与えた影響を振り返ってみました。

その1⇒職業相場師になれた
株や商品のインターネット取引の普及と、ネット証券各社の熾烈な競争による売買手数料の劇的な値下がり。
これによって損益分岐点が押し下げられ、年間通して“+-ゼロ”レベル、いわば水面すれすれの腕前だった私が会社を辞めて相場専業で生活できるようになりました。

その2⇒会社経営者になれた
だれにでも簡単に使えて、安価なWINDOWSパソコンの普及により、優れた会計ソフトも安価で手に入るようになりました。これによって経理の素人でも適切な会計処理が可能になり、法人設立が簡単かつローコストで行なえるようになりました。
いまや、経理マンなど無用の長物に成り果てた?(笑)

その3⇒複数のインターネットサイトを運営している
野口悠記雄さんの主張は「ホームページは自分が使うために作る」というものでした。
そうして作ったサイト『相場戦略研究所』は思いがけず多くの人に見ていただいて、
気がつけば100万アクセス超になりました。(ありがとうございます)
相場師は孤独です。自分が相場師であることは、めったに他人に話しません。
しかし、ホームページを運営していますと多少はそれがまぎれます。
ホームページのうち一つは、管理費をいただいております。ありがたいことです。

IT革命はじわじわと押し寄せてきているような気がします。その枝葉の部分にとらわれないで、革命で勝つ側にまわりたいものです。