残骸玉


サヤ取りに夢中になっていると、サヤ取りの残骸玉を抱え込むことがある。

基本どおりに同時出会いで建玉していれば問題ないが、
自分は有利なサヤの組合せを作ろうとして、サヤ取りの片方の銘柄を見込みで売ったり買ったりすることがある。
うまくいけば、サヤの動きが鈍い時でも利益を積重ねることができる。

しかし、見込み外れ等で見合い玉を建て損なって、高値・安値に片建玉が取り残されてしまったりすることもある。
サヤ取りで価格差を追っていると、相場の上下の動きに対する感覚が鈍くなるため、ツナギ玉を建て損ねるからかもしれない。

また、想定外にサヤが動いた時は、緊急避難で片方の銘柄を手仕舞って片建てになることもある。

こうした残骸玉ができると、サヤ取りの利食いと一緒に少しずつ損切りして減らしていくのだが、今回は少し多くなってしまった。

焦らず地道に減らしていこうと思っている。そうすると、相場・サヤの回帰性に救われて、損失が軽減されることも多いのである。



  相場戦略研究所 http://www.geocities.co.jp/WallStreet/1289/