証券会社は敵


 一夜成金、一夜乞食と言われた相場の世界 (中略)
クロウト筋(証券会社)は呑み屋として、小口の投機好きなお客に向かった。それで、商売はうまくいっていた。
 つまり、一回や二回は負けても、ちょっと長い間、相場をやっていると結局お客が失敗するからである。
 まさに勝つか負けるか、妥協のない勝負の世界だった。(そろばん  山種一代記より)

証券会社が呑み屋として客に向かって勝負する。
これはネット取引全盛の現在も本質的に変っていない。
「勝つか負けるか、妥協のない勝負の世界」 すなわち、場勘定からいえば、客の利益は出勘であり証券会社の損だからである。
 
 勝負の世界では、「敵に情けは禁物」 である。
我々、小口の相場師の為すべきことは、生涯 確実な利益を積重ねて、敵=証券会社に少しでも多くの損害を与え続けることなのである。

山種 曰く、客と証券会社の関係は 「勝つか負けるか(カネを取るか取られるか)、妥協のない勝負の世界」 なんだからね。



  相場戦略研究所 http://www.geocities.co.jp/WallStreet/1289/