相場は全力投球するものではない
相場は底打ちだろう、と思っている。
11月は例年、秋の安値で買いのアノマリーだからね。
鈴木隆先生がいうには
「11月が安ければ絶対買い」
林輝太郎先生も
「年末年始効果を生かしなさい」 と仰っていた。
とはいえ、外部環境は不透明かつ悪材料は満載で、
今月末の米中首脳会談は決裂必至。
ドイツ銀行破綻不安あり。
アップルを始めフェイスブック、エヌビディアといったFAANGをはじめとする主要IT株の下落が目立ち、NYダウも下げている。
ただ、主要IT株の下落はグロース株からバリュー株へのシフトの始まりかもしれない。
2000年のITハブル崩壊でグロース株の大暴落があった後、バリュー株の大相場が始まったし、グロース株が下げたからといって、すべてが終わりになるわけではない。
ハブルの1987年にも大きな調整があった後、上昇相場が始まった。
ぢゃあ、「お前はどうするんだ?」 と聞かれれば、
「年老いて気張って相場を張る必要はないから、片玉二分の一を守って、堅い銘柄の安いところを拾っていくつもり。」
と答える。
相場は全力投球するものではない。
売りでも買いでも、儲かる可能性があっても、外部環境が不透明な時に決め打ちは危険で、見送る勇気が必要なこともある。
相場戦略研究所 http://www.geocities.co.jp/WallStreet/1289/