アマチュア投資家は手持ち株悪化の努力を続けて一生を終る


マチュア投資家は或るニュースでA株が暴騰必至、大化けの可能性あり、とみて(または証券会社からの電話で)買う。しかし、期待に反し、仕方なく「塩漬け」となる。
次のニュースでB株を買う、次はC・・・・・と次第に持株は増加する。

資金いっぱいになったあとは、引かされ巾の少ない銘柄を処分して、新しい銘柄を買う。次第に上がってきた株はある程度の利益をみて売るが、売った後で暴騰することになる。

すなわち、常に引かされた銘柄ばかり持ち続け、将来、市況好転の際、いちばん早く時流に乗る「引かされ巾の少ない銘柄」を売り、あるいは当初期待した「大化け」が現実にはじまったところで売ってしまう。

極端にいうと、時流に乗る株を手放し、沈む株を手持ちに繰り入れる、というような「手持ち株の悪化」のための努力を続けて一生を終る。
こうした投資態度はアマチュア投資家に共通するもので例外はない。

そこから抜け出すには
1.銘柄を限定すること
2.分割売買をすること
3.見込み違いは早く処置すること
であり、知っているだけではなく、実際に出来るようになる必要がある。
(中源線建玉法p8)


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