ジェシー・リバモア


ジェシー・リバモアは63年の生涯の中で4回も破産している。
大儲けと破産の繰り返し。
最初と2度目は大儲け後の半年、後は2年後ぐらいで破産している。

その都度、再起しているから、精神力は強靭であったと思うが、最後は拳銃自殺。
老人性の鬱だったのかなぁ と思ったりしている。

パンローリングで発行している「リバモア流投機術 How To Trade In Stocks」(700円)は自殺した年に書かれた、実に貴重な書なのである。
翻訳が直訳的であまりよくなく読みづらいので、ワープロとラベルシートで気に入らない所をすべて修正して相場の教科書として大切に読んでいる。

読者には、相場に対して慎重な接し方をするように説いているのだが、
自らが相場を張るときは乾坤一擲の大勝負をしなければ、おさまらないタイプの相場師だったのだろう。

タイプはまったく異なるが、相場師の基本的部分、日柄、休み、分割売買、資金、場帖の大切さを説いている点では、林輝太郎先生の主張と共通点があるように感じている。




  相場戦略研究所 http://www.geocities.co.jp/WallStreet/1289/