失恋記念日/ビューティフル・ラブ

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今日、5月4日は失恋記念日である。
今を去る約40年前の新入社員時代、愛車で彼女と泊まりで旅行した。
ところがGWの強烈な渋滞。疲れ果てて喧嘩になり恋はジエンド(笑)
楽器企画の音大出身の女の子だった。
箱根、熱海の眩い背景に彼女のヒラヒラのロングスカートが今も目に浮かぶ。

現在の彼女からは、単発的なメールが入るが「会おう」というメッセージはない。
「5月4日の一人きりは ちょっと寂しいが、まっ今日は自宅謹慎かな。」

とりあえず夏物の衣装を取り出して冬物と交換。
その後、ジャズを聴きながら、ネットで暇つぶしをしていると、
16時20分、彼女から携帯に電話が入る。

「退屈だから、すぐ遊びに来て!」
待ってました!
「17時過ぎには行くから、なにか食べたいものは?」
「セブンの茶碗蒸し。。」
「うん、あるだけ買ってくね!」

セブンの茶碗蒸しをあるだけ買い占めて17時20分に彼女の家に行く。
ドアを開けた彼女は酔って少しやつれていたが、すごく綺麗だったな。
ウィスキーのハイボールとつまみをご馳走になり、テレビを見ながら楽しく一緒に飲む。
今日の彼女は、いつもより、ちょっと優しかった。

しかし19時になると
「ちょっとだけ、寝ていい?」と言う。 こうなると、もう起きないから
「俺、帰る!」 と言うと
「すぐ起きるから、猫と遊んで待ってて」
しかたなく、19時半まで猫と遊ぶが、まったく起きそうもないので、寝ている彼女の肩をゆすって、
「俺、そろそろ帰るわ」 と告げて、一人で玄関を出る。
いつも彼女と一緒に行くラーメン屋に入って腹ごしらえをする。
店の女が
「あら、今日はお一人?」
「ああ。。」
アローンな気持ちで、ラーメンを食べ終えて外に出ると夜風が涼しい。
ジャッキー・マクリーンの名演 ビューティフル・ラブが頭を駈け巡る。
「今日は好い一日だったな。」
と呟いて帰路に着き、20時半に帰宅した。



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